ヒルトンアメックス プレミアムを一般カードへダウングレード|私が切り替え前に確認した5つのこと

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアムカードから、一般カードにダウングレードすることにしました。今回は、その理由と、切り替える際に確認しておきたい注意点を、私自身の体験をもとにお話しします。すでにお持ちの方や、一般カードとプレミアムカードのどちらにしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

この内容は、動画でもお話ししています。

ヒルトンアメックスは一般とプレミアムの2種類

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードには、年会費1万6,500円の一般カードと、6万6,000円のプレミアムカードがあります。その差額は4万9,500円です。この差額分でどれくらい特典に違いが出るのか、私の実感をもとに1つずつ見ていきます。

項目 一般カード(ゴールド会員) プレミアムカード(ダイヤモンド会員)
年会費 1万6,500円 6万6,000円
朝食(国内対象ホテル) カード1枚につき2名まで無料 カード1枚につき2名まで無料
客室アップグレード エグゼクティブルームまで(空室次第) 一部スイートルームまで(空室次第)
エグゼクティブラウンジ 原則対象外 利用可能
宿泊ボーナスポイント 80% 100%

朝食は、国内の対象ホテルであればゴールド会員でもカード1枚につき2名まで無料になります。朝食だけで見ると、ゴールドでも十分だと感じます。ただし、MyWayでの選択など条件がある場合や、アメリカなどでは朝食ではなく飲食のクレジットになる場合もあるようです。

差がつくのは、お部屋とラウンジです。客室のアップグレードは、ゴールド会員はエグゼクティブルームまで、ダイヤモンド会員は一部のスイートルームまでが対象になります。いずれも空室次第です。そして一番大きな違いが、エグゼクティブラウンジを利用できるかどうかです。宿泊でたまるボーナスポイントは、ゴールドが80パーセント、ダイヤモンドが100パーセントです。

私の実体験:スイートは0回、実感した差はラウンジ

私はヒルトンカードに切り替えてから、まだ4回しか宿泊していませんが、お部屋のアップグレードはいずれもワンランク上まででした。スイートルームへのアップグレードは、残念ながらまだ一度もありません。

ダイヤモンド会員のアップグレードの上限はスイートルームですが、私の場合はそれが叶ったことがないので、この点ではゴールドとほとんど大差がないのかな、と感じています。もちろん、これはあくまで私のたった4回だけの経験の話です。今後、回数を重ねていけば、泊まる時期やホテル、空室の状況によっては、スイートルームに泊まれることもあるかもしれません。

差が大きく効くのは「ラウンジのあるホテル」

そもそも、我が家がプレミアムカードを2枚持っていた目的は、ラウンジでした。家族全員でラウンジを利用したかったからです。実際に、ラウンジはとても良かったです。ヒルトン大阪とコンラッド大阪は最高でした。ここではダイヤモンド特典をフルに満喫でき、大満足でした。アフタヌーンティーやカクテルタイムなど、ラウンジをがっつり楽しんでいるときは、ダイヤモンドとゴールドの差を一番感じる部分でした。

エグゼクティブラウンジのあるホテルは、ほかにもヒルトンの東京、京都、横浜など各地にあります。同行できる人数やお子さまの利用条件、営業時間はホテルごとに違うので、私も予約のたびに確認しています。

差が小さくなりやすい「ラウンジのないホテル」と「食事込みの滞在」

私が最近泊まったのは、SOWAKA、ROKU KYOTO、そしてウォルドーフ・アストリア大阪です。この3つには、エグゼクティブラウンジがありませんでした。その代わりに、SOWAKAでは外方のカクテルタイムで日本酒が無料でいただけたり、ROKUではお部屋のミニバーが無料になるサービスはありました。ただ、ビュッフェスタイルでアルコールも自由にいただけるような、いわゆるエグゼクティブラウンジは、ありませんでした。

こうしたホテルでは、ゴールドとの差を少なく感じてしまいます。つまり、ラウンジのないホテルが続くと、ゴールドでもほぼ同じ体験ができるのではないか、と思うようになりました。

これから泊まりたいと思っているのが、和歌山のファイブスプリングリゾート白浜です。こちらはオールインクルーシブの宿で、宿泊者全員がラウンジを利用でき、夕食にはコース料理までついてきます。この体験には、ダイヤモンド会員かゴールド会員かは関係ありません。志摩観光ホテル ベイスイートも、宿泊者全員がラウンジを利用できるので、こちらも同じです。

ゴールド会員でもラウンジに入る2つの方法

ゴールド会員でも、エグゼクティブラウンジを使う方法は2つあります。

一つは、ラウンジの利用権が付くお部屋、いわゆるエグゼクティブルームへ、無料でアップグレードされた場合です。このときは、ゴールドでもラウンジを利用できます。

もう一つは、交渉です。無料アップグレードが叶わなかったときに、「当日、追加の料金を払うので、エグゼクティブルームにアップグレードしてもらえませんか」と、フロントで聞いてみる方法です。追加料金は、ホテルや時期によりますが、1万円から3万円くらいのようです。

ただし、無料のアップグレードも、有料での提案も、確約されたものではありません。料金や人数、利用できる時間は、そのときの条件によります。高層階のお部屋になっただけで利用権が付くとは限りません。私は、「このお部屋には、2名分のラウンジの利用は含まれますか」「追加料金は、税とサービス料を含めていくらですか」と、聞くようにしています。

逆転要素になるのは「無料宿泊」と「決済ポイント」

ここまではダイヤモンドが有利な話が中心でしたが、たくさん決済される方ほどプレミアムが効いてくる要素もあります。

まず、無料宿泊です。一般カードは、プログラムの期間中に150万円のカード利用と継続で、1泊がもらえます。プレミアムは、継続するだけで1泊、さらに300万円のカード利用と継続で、もう1泊がもらえます。整理すると、カード利用が150万円から300万円未満の間であれば、条件を満たすとどちらのカードも1泊です。300万円以上になると、一般カードは1泊のままですが、プレミアムは2泊になります。そして、一般カードが150万円に届かない場合は無料宿泊はもらえませんが、プレミアムは継続で確実にもらえます。

決済でたまる通常のポイントも違います。100円あたり、一般とプレミアムでおよそ2対3。対象のヒルトンでのご利用では、3対7になります。家族のカードや保険など、どれだけ使うかによって差が出てくる部分です。

我が家が一般カードに下げると決めた判断基準

我が家は5人家族です。以前は、家族全員でラウンジを使いたくて、プレミアムカードを2枚持っていました。旅行のときは、それぞれの無料宿泊特典と、1名分の追加料金を払って、5人で泊まっていました。

でも、最近は家族5人で泊まるときもあれば、娘と2人のときや、夫婦2人のときもあって、さまざまです。そのうえ、泊まるホテルはラウンジのないところが続いていました。朝食はゴールドでも残りますし、これから泊まりたい白浜や志摩観光ホテルは、ダイヤモンド会員でなくてもラウンジやお食事を楽しめます。そう考えたときに、我が家では一般でもいいのかな、と感じるようになりました。

お金の面でも見てみます。プレミアムカード2枚だと、年会費は13万2,000円です。これを一般カード2枚にすると、1万6,500円が2枚で3万3,000円。その差は9万9,000円、約10万円です。これは私にとっては、とても大きな金額です。仮に、追加料金を払ってエグゼクティブルームに上げてもらうとしても、我が家の場合は年に1回程度の利用なので、一般カード2枚のほうが安く収まる計算になりました。

最重要:ダイヤモンド会員はいつ切り替わる?

公式の条件では、カードの種類を切り替えると、特典として提供されていたダイヤモンド会員の適用は終了します。取得した翌年分のダイヤモンドも、ダウングレードした瞬間にゴールドに切り替わるようです。「達成した年の翌年まで」という表示は、切り替えた場合は維持されません。この点はアメックスに確認済みです。なお、これまでに貯めたヒルトンのポイントは、そのまま引き継がれるそうです。

私は、次の年会費を払わずに、ダイヤモンド会員の期間をひととおり使い切ってから切り替えたいと考え、切り替えるタイミングもアメックスに直接確認しました。ここは少し誤解されやすいところで、基準になるのは「更新日そのもの」ではなく、年会費が請求される明細のタイミングでした。私の場合、更新日は3月中旬、クレジットの引き落としは4月中旬です。この場合、更新日を過ぎても、4月の初め頃までに一般カードへ切り替えれば、次のプレミアムの年会費は計上されないと案内されました。ただし、この日付は入会日や年会費の請求日によって一人ひとり変わりますので、必ずご自身のアカウントでご確認をお願いします。

そしてもう一つ大切なのが、ダイヤモンド会員の200万円と、無料宿泊の150万円・300万円は、集計の時計が違うという点です。

私がダウングレード前に確認した5つのこと

タイミングを間違えて、無料宿泊まで手放してしまう。これは、私が一番避けたかったところでした。手続きの前に確認したことを、順番にお話しします。

まず前提として、無料宿泊のプログラム期間は、切り替えの日から再スタートします。切り替える前の利用額は対象外になります。一方で、ダイヤモンド会員の利用額の集計は、1月1日から12月31日までで計算します。この2つは、集計期間がまったく違います。

それから、支払い済みの年会費の扱いも、アメックスに確認できました。カードを切り替えると、それまでに支払っていたプレミアムの年会費のうち、まだ使っていない期間の分は、カードの利用分と相殺されるそうです。切り替え先の一般カードの年会費は、これとは別に発生します。ただし、これはシステムの自動計算になるため、金額そのものは事前には案内できず、切り替えたあと最初の明細で確認してくださいとのことでした。いつ切り替えても、払った年会費がまるごと無駄になるわけではなく、正確な金額は明細で確かめる、という前提でいると安心だと感じました。

そのうえで、私が手続きの前に確認したのは、次の5つです。

  1. 今の無料宿泊の集計が終わる日と、達成の状況
  2. 達成済みでまだ発行されていない特典と、すでに発行された特典、それぞれの扱い
  3. 切り替えが適用される日と、年会費の精算
  4. 次の宿泊のときの資格(ゴールドになるタイミング)
  5. 家族のカードや、継続して課金されているものの変更が必要かどうか

私の場合は、いつ切り替えるのが一番いいかとあわせて、「一般カードへの切り替えで、この楪発行の特典と発行済みの特典はどう扱われますか」と、アメックスに問い合わせをしました。

まとめ:私はこうしました

宿泊は無料宿泊特典を使って、年に1回くらい。これから泊まりたいホテルも、ラウンジがないか、オールインクルーシブのところ。だから私は、我が家の使い方であれば一般カードで十分だと考えました。子どもが大きくなり、家族の使い方が変わってきたこともあって、プレミアム2枚から一般カード2枚に下げることにしました。

次に泊まってみたいのは、和歌山のオールインクルーシブの宿です。家族でのんびりできたらいいなと、今からとても楽しみにしています。

この記事が、カードをどうしようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

動画でも詳しくお話ししています。よろしければ、あわせてご覧ください。

※本記事は私自身の体験と、私がアメックスに問い合わせて確認した内容にもとづいています。年会費の請求日や特典の集計期間、切り替えのタイミングは、入会日やご契約状況によって一人ひとり異なります。手続きの前に、必ずご自身のアカウントとアメックスの案内でご確認ください。カードの特典内容や条件は変更される場合があります。